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大人になってからピアノを再開、楽しんで続ける秘訣

執筆者の写真: 加代子 菊地
加代子 菊地
9月10日
読了時間: 4分

更新日:9月28日


先日、私自身も試演会(本番を想定しての勉強会のような会)に出演してきました。

​周りの参加する方々は恩師のつながりのため、大学を首席で卒業し、経歴や肩書きは文句なしの見渡せば「すごい先生方」ばかりです。


まあピリピリした空気に圧倒されて、緊張でどうにかなりそうでしたね…。


​さてさて頭では「人と比べる必要なんてない」と分かっていても、いざその場に立つと、どうしても周りの凄さや上手さが気になってしまいがちですよね。


​子育てが少し落ち着いたり、自分のための時間が持てるようになった40代・50代。


「昔のように、またあの曲が弾けたら素敵だな」と、ふとピアノに触れたくなる瞬間はありませんか。


​でも、いざ始めようとすると、こんな不安が頭をよぎるかもしれません。


​「子供の頃に少し習っていたけれど、もう何十年もブランクがある…」


​「今さらこんな下手くそな演奏を聴かれたら恥ずかしいかもしれない」


​「若い頃みたいに指が動くかな、楽譜読めるかな」


​大人のほうが、どうしても「周りの目」や「上手に弾けない恥ずかしさ」を気にして、一歩を踏み出すのを躊躇してしまいがちですよね。


​でも、大人になってから弾くピアノには、子供時代にはなかった「圧倒的な自由と魅力」があります。

​誰かに叱られることも、テストされることもありません。上手に弾くことや、誰かと優劣を競う必要もありません。


​大切なのは、「昨日の自分より、今日少しでも音楽を楽しめたか」「自分の音と心を通わせられたか」ということ。


​「こんな風に弾けたら気持ちいいな」「このメロディが好きだな」という、ご自身の「好き」という気持ちだけで十分なんです。


​忘れていた指の動かし方も、楽譜の読み方も、あなたのペースに合わせてゆっくり、丁寧に戻していきます。


​家に眠っているピアノを、もう一度目覚めさせてみませんか。


大人のひとが奏でるピアノ、その特別な魅力は人生経験がそのまま「音の深み」になるということです。


​喜びも、切なさも、忙しい日々のなかのホッとする瞬間も。

さまざまな経験を重ねた大人の心だからこそ、シンプルなメロディのなかに豊かな感情を乗せることができます。


技術の巧拙だけではない「心に響く音」を出せることが、大人の方ならではの最大の魅力です。


​仕事や家庭の責任から少し離れ、ピアノに向かっている間だけは、すべての雑念を忘れて「自分のためだけ」に没頭でき、無心になって音と向き合う時間は、何物にも代えがたい極上のリフレッシュや心のデトックスになります。



​子供の頃は「練習しなさい」と言われて渋々弾いていたピアノも、大人になった今は違います。

「この曲が好きだから弾きたい」「あの憧れを弾けるようになりたい」という、純粋な好奇心と情熱だけで自由に楽しめます。



「今の自分が感じていること」をそのまま音に乗せられるのは、大人ならではの素晴らしい特権です。


​いくつになってから始めたって、どんなレベルだったって、胸を張っていいのです。


ピアノは、誰かと競うものではなく、いつだって自分の心に寄り添い、人生を豊かにしてくれる最高のパートナーです。


今回の自分の経験を通して、改めて強く感じたことがあります。


​それは、ピアノは周りと比べてしまったり、間違えることを恐れてしまうと、どうしても楽しさよりも辛い気持ちになってしまうということです。


​だからこそ、一番大切なのは「自分が心から楽しんで弾くこと」。


​上手に弾くことや、誰かより優れることよりも、 


​「昨日の自分より、今日少しでも音楽を楽しめたか」


「自分の音と心を通わせられたか」


​それが何より大切なんだと、改めて実感しました。


​ピアノに限らず誰かと比べるのではなく、自分自身の「好き」や「楽しい」という気持ちを大切にしながら、これからもピアノと向き合っていってほしいと感じています。


そして、それぞれの小さな「楽しい」を一番近くで見守りながら、一緒に楽しくレッスンを続けていきたいなと思っています。



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